moeパパの今年の決意のひとつは昼飯後の歯磨きだと先日のブログで書きましたが、それとは別に「1年で50冊の本を読んで書評(読書感想文)をブログに書く!」とも決意しております。
ということでまず今年1冊目。(しかし、、50冊÷12ヵ月=4.1666・・・。。このペースだとやばいかも。)
「神の火/髙村薫」
ちょい前に、北朝鮮から漁船が漂流してきたり、前拉致問題担当大臣が北朝鮮の大使と極秘会談したりと、昨年末以降、色々な動きがありますが、
本書は、北朝鮮とのやりとりを柱とする冷戦後のスパイの立場・活動などを、若狭湾にある原子力発電所・原発技術を舞台にして描かれた物語です。話は大きく前後半にわかれていて、前半は主人公の元スパイが原子力技術を巡る日本・北朝鮮・ソ連・アメリカの情報戦に巻き込まれ絶体絶命の危機に陥りながらも何とか生き延び、最後に自分の使命を理解する、という流れ。後半は原発を舞台にその自分の使命を遂行する、という流れです。
福島第一原発の事故の特集番組で著者、本書が紹介されていたので正月休み前に図書館で借りて読みました。
最初の感想としては、「よく作家がこんなこと知ってんな―。調べたとしてもよく調べられたな―。」というものでした。原発やスパイに関して細かい描写があり、特に最後の場面などは臨場感がありました(実際に行ったことないけど。)。
それと、本書を読んだ後にここ数日の現実のニュースを見ると、思わず、ニュースの裏側で本当はどんなことが繰り広げられているのだろうと思わず想像をしてしまいます(特に漁船漂流のニュース。)。
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